HDD

HDDの処理

HDDダブル破壊

最新の垂直磁器記録HDDにも対応可能な「ハイパワー専用機」(出力10,000Oe以上)を使用する「磁気消去」と加圧変形の「物理破壊」のダブル破壊で完全破壊します。

01 強磁界を発生

10000Oeを超える国内トップクラスの専用の高出力磁気消去装置を用いて、強磁界を発生。

強磁気機械

02 完全データ消去

斜め磁化システムによる磁気データ消去の効率化により、最新の垂直磁気記録型HDDも含め磁気記録メディアの完全データ消去を行います。

03 加圧破壊

さらに、磁気消去後のHDDは専用破壊装置により(ハードディスク多点加圧変形物理破壊装置)3tの加圧破壊で徹底した変形破壊を加え、HDD内のデータを磁気的にも物理的にもダブルで破壊し完全に読み取り不能にします。※ この物理破壊を行うことにより、見た目にもハードディスクの破壊状況が確認できます。

加圧変形機械

04 再資源化(リサイクル)

データ消去後のパソコン・サーバー・ハードディスク類は、貴金属回収原料としての再資源化(リサイクル)も可能ですので、廃棄処理費は不要となり経費削減とともに環境負荷低減にも貢献できます。

磁気消去の原理

パソコン・サーバー等の記憶装置であるハードディスクは、内蔵されたディスクに磁気信号を書き込む方式になっています。
このディスクに、上書き消去ソフトによるデータ消去を行ったとしても、どうしても元のデータのごく微量な磁気がディスクに残存し、それが何層にも重なっていきます。
通常、データ復元ソフトで復元不可能なまでにデータを消去しようとすると、その何層にも重なって残る元データの磁気が完全に消去されるまで、繰り返しデータの上書きを行う必要があり、パソコン・サーバー内のハードディスク1台のデータ消去をするのに数時間もかかってしまいます。
弊社で行っている磁気データ消去処理とは、データを上書き消去するのではなく、パソコン・サーバー内のハードディスクに記録された磁気データを0.1秒間の強力な磁気照射で吹き飛ばす方式です。

【図1】磁気消去のしくみ

磁気記録媒体上にデータが書き込まれている状態。(模式図)

データが記録されているHDDプラッタ(N極とS極の並び)に、強磁気界を印加している状態。

強磁気界の印加により、プラッタのN極とS極の向きが整い、記録していたデータが全て消去された状態。

【図2】特殊顕微鏡写真

SSD

SSDの処理

SSD微粉砕処理

従来の「シュレッダー」「破砕機」とはまったく異なる1分間当たり2,000回転以上の「高速回転ハンマー打撃式衝撃粉砕機」を中四国発導入。微小メディア類を原型さえ判別できないような粉々な微粉末にまで粉砕します。

処理前のSSD

打撃式衝撃粉砕機

処理後のSSD

SSD破断処理

通常の穿穴処理(穴あけ)では、確実にすべてのメモリーチップを破壊することが困難なSSDも、
専用の機材によって確実にメモリーチップを2分割以上に破断します。

処理前のSSD

破断機

処理後のSSD

捨てるときこそ一番慎重に

企業活動で使用する「情報」は、データとしてパソコン・サーバー等の情報機器に蓄積されています。企業にとって、これら蓄積された「情報」自体には非常に大切な資産価値が生じ、管理において念には念を入れる必要があります。不要となった機器のデータは完全消去し、情報漏洩リスクを無くすことが重要となります。
特に注意すべきは、利用頻度の高いパソコンやサーバー類の廃棄時のデータ消去です。
廃棄パソコン、サーバー等のハードディスク(HDD)やSSD、バックアップ媒体の不完全なデータ消去は、情報漏洩や第三者による悪用につながる可能性があり、思わぬ事態へと巻き込まれかねません。企業は社会的に信用を失うだけでなく、その存続さえも危うくしてしまいます。
そこでパソコン・サーバーを廃棄する場合は、使用者である企業の自己責任でパソコン・サーバー内の蓄積データを完全に消去する必要があります。しかし、パソコンやサーバーにあるハードディスク(HDD)やSSDに書き込まれた磁気データを完全消去するのは、それほど簡単なことではありません。

そのため、特殊装置やデータ復元ソフトを使えば、読み出すことも可能。個人情報や企業機密情報の安全管理が求められる現代、廃棄時におけるパソコンやサーバー内に蓄積されたデータの完全消去の重要性は非常に高まっています。

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